12月25日(金)に、小澤かおるさん(首都大学東京大学院 社会学)を招いて研究会を開催します。お気軽にご参加ください。
「性的少数者情報のアーカイヴ形成について」
小澤かおるさんによるプレゼンテーション(博士論文の研究計画発表)の後、質疑応答、議論
日時:12月25日(金)午後2時〜5時
場所:東京ウィメンズプラザ 第一会議室A
問い合わせ先:グローカルフェミニズム研究会 斉藤正美 saitoh あっとまーく p1.tcnet.ne.jp
12月25日(金)に、小澤かおるさん(首都大学東京大学院 社会学)を招いて研究会を開催します。お気軽にご参加ください。
「性的少数者情報のアーカイヴ形成について」
小澤かおるさんによるプレゼンテーション(博士論文の研究計画発表)の後、質疑応答、議論
日時:12月25日(金)午後2時〜5時
場所:東京ウィメンズプラザ 第一会議室A
問い合わせ先:グローカルフェミニズム研究会 斉藤正美 saitoh あっとまーく p1.tcnet.ne.jp
2009年6月にお茶の水女子大学で開催された、日本女性学会でのワークショップ『「ジェンダーフリー」と「バックラッシュ」を再考する』のレポートを、フェミニズムの歴史と理論サイトに掲載しました。
また、その時に配布した資料である、『「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」をめぐるこれまでの女性学での経緯』も同サイトに掲載しました。
ぜひご覧ください。
「フェミニズムの歴史と理論」サイトに、新たに「ゲスト投稿記事」コーナーを設置しました。その第一弾として、ozawakさん執筆の、2009年8月14日開催の「ヘイトスピーチは許せない。『行動する保守』とどう向き合うか。」 集会報告記事を掲載しました。以下のリンクをクリックすると該当記事に飛びますので、ぜひご覧ください。
「ヘイトスピーチは許せない。『行動する保守』とどう向き合うか。」 集会報告 by ozawak
仰々しいタイトルですが(笑)、ぼくマサキチトセによる以下の2つの記事:
について、斉藤正美さんが応答記事を書きました。以下のリンクをクリックするとフェミニズムの歴史と理論サイトの該当記事に飛べます。
当研究会は、『メディアイベントとしての「ジェンダーフリー論争」と「男女共同参画」の未来』という研究プロジェクトを行っており、2008年度のサントリー文化財団「人文科学、社会科学に関する研究助成」を受けていましたが、このたび、2009年度にも継続して助成をいただけることに決まりました。
2008年度に行った様々なプロジェクトを継続、発展させ、成果につなげたいと思っております。
サントリー文化財団の「人文科学、社会科学に関する研究助成」に関するニュースリリースはこちらをご参照ください。助成対象研究のリストもアップされています。
「フェミニズムの歴史と理論」サイトに、山口智美「ジェンダーフリー」論争とフェミニズム運動の失われた10年」(双風舎編集部編『バックラッシュ!なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』掲載論文)を掲載しました。
また、荻上チキ、斉藤正美、山口智美による、ジェンダーフリーやバックラッシュをめぐる女性学での議論を年表形式にまとめた、「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」をめぐる女性学での経緯(日本女性学会2009年度大会ワークショップ『「ジェンダーフリー」「バックラッシュ」を再考する』配布資料)もアップしました。
当研究会のプロジェクトの一環として、新しく「フェミニズムの歴史と理論」というサイトを立ち上げました。まだ作成途中の状態ですが、とりあえず、斉藤正美&山口智美による「ジェンダーフリーとフェミニズム」サイトに掲載されていたコンテンツは、すべてこの「フェミニズムと歴史と理論」サイトの中の「ジェンダーフリーとフェミニズム」のほうに移行しましたことをお知らせします。
徐々にとなりますが、この新しい「フェミニズムの歴史と理論」のほうを充実させていきたいと思っています。
お茶の水女子大学で行われる、日本女性学会の大会での「ジェンダーフリー」ワークショップ(6月28日午前開催)に向けたプレ研究会を、6月14日(日)に開催します。このプレ研究会へのご参加をご希望される方にお願いです。
会場のスペースが限られていますので、プレ研究会へのご参加ご希望の方は、ぜひ参加申し込みをお願いいたします。斉藤正美 saitohあっとまーくp1.tcnet.ne.jp まで、「お名前、メールアドレス」を明記してお申し込みください。当日ご来場の方もご入場いただけますが、会場が満員になり次第(定員約30名)、参加を閉め切らせていただきます。
以下、プレ研究会の案内文を再度掲載しておきます。
日本女性学会での「ジェンダーフリー」ワークショップにむけてのプレ研究会
大会で開催される「『ジェンダーフリー』 『バックラッシュ』を再考する」というワークショップにむけて、事前 に参加者が集まって公開でプレ研究会を開きます。
大会で企画を提案予定のワークショップでは、フェミニズム内の多様な立場から、「バックラッシュ」に関する書籍、サイトなどの編集、執筆に関わり、積極的に発言をしてきた発表者により、「ジェンダーフリー」をめぐる論争について今現在の観点から再考し、言論、運動、およびネット空間における、女性学の「バックラッシュ」対応についても議論していきたいと考えています。
そのワークショップにむけて課題を整理し、論点を絞り込んでいくためのプレ研究会です。幅広い会員、および非会員のご参加を歓迎します。
会場のスペースが限られていますので、プレ研究会へのご参加ご希望の方は、ぜひ参加申し込みをお願いいたします。斉藤正美 saitohあっとまーくp1.tcnet.ne.jp まで、「お名前、メールアドレス」を明記してお申し込みください。当日ご来場の方もご入場いただけますが、会場が満員になり次第(定員約30名)、参加を閉め切らせていただきます。
日時:6月14日(日)午後13時ー16時30分
場所:東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A
発言者:井上輝子、細谷実、金井淑子、木村涼子、荻上チキ他
運営:斉藤正美、山口智美
申し込み、問い合わせ先:斉藤正美 saitohあっとまーくp1.tcnet.ne.jp
(名前はすべて敬称略)
次のような研究会6月に大阪で開きます。関心のある方にお知らせいただけるとうれしいです。
フェミニズム運動はML、ブログ、ホームページなど、ネット媒体をどのように使ってきたのでしょうか。そして、ネットにおける人権侵害や「炎上」などの失敗例はなぜ、どのように引き起こされるのでしょうか。インターネットは市民運動の広がりに大きな役割を果たすことができますが、 日本のフェミニズム運動の場合、ネットの効果的利用自体がまだまだできておらず、失敗例も目立っています。
フェミニズムとネット問題研究会では、インターネット上で深刻な人権侵害問題を引き起こしてしまったフェミニズム運動体に関わった当事者としての視点から、その運動およびネット利用の分析、検証を行ってきました。フェミニズムや市民運動がネットを利用するために、どういった課題があるのか、どう対応したらいいのか、などについて考えるために、自らの検証結果を題材とした公開の研究会を開催します。
ネットと社会運動に関心ある方のご参加をお待ちします。
日時:6月21日(日)13:00−16:30
場所:弁天町市民学習センター 特別会議室
〒552-0007 大阪市港区弁天1-2-2-700(オーク2番街7階)
(地下鉄中央線「弁天町駅」西口2A出口より徒歩3分 JR環状線「弁天町駅」北口より徒歩3分)
http://www.osakademanabu.com/bentencho/
発言予定者:かとうちひろ、斉藤正美、田丸瑞穂、遠山日出也、宮下奈津子、山口智美 ほか
参加無料
問い合わせ先:斉藤正美 saitoh(あっとまーく)p1.tcnet.ne.jp
主催:フェミニズムとネット問題研究会/グローカルフェミニズム研究会
(この研究会は、サントリー文化財団の「人文科学・社会科学に関する研究助成」プログラムによる助成を受けて開催されます。)

「フェミニズムとインターネット問題を考える」研究会チラシ
シカゴで開催されたアジア研究学会(Association for Asian Studies)で行ったパネルについて、既に斉藤正美さんの報告が当ブログにあがっているが、ちょっとした追加報告をあげておきたい。
今回のパネルは、ネット上およびリアル政治における「ジェンダーフリー」をめぐる係争と、その後の展開について、および骨抜き状態になっている「男女共同参画」の現状をテーマとした。私はいままで、アメリカでの学会のオーガナイザーを何度かやってきたが、これほど一貫したテーマですべての発表が行われるパネルは珍しい。前もってお互いの発表内容も交換し、このテーマについて議論を積み重ねてきたこともあり、発表についてもほかのパネリストの発表にも言及しつつのものとなり、パネルとしてとてもまとまったものとなった。結果としてとても充実した議論につながったのは、オーガナイザー冥利につきた。発表者の皆さん、およびディスカッサントの山口一男さんに感謝したい。そして、会場にいらしていただいた皆様にも。
まず私(山口智美)が、「ジェンダーフリー」という言葉が「発見」された1995年から現在に至るまでの、「ジェンダーフリー論争」の背景を説明する発表をした。双風舎編集部編『バックラッシュ!』掲載の、「ジェンダーフリー論争とフェミニズムの失われた10年」論文の内容に、2006年から現在に至るまでの展開を加えた内容の発表である。とくに、フェミニズム側が「バックラッシュ」というものを、現状分析が欠落したまま、「フェミニズムが成功した成果のあらわれ」であると妙にポジティブに捉えたり(斉藤さんも言及している岩波『日本のフェミニズム』増補版の記述などがこれにあたる)、あるいは逆に一方的に「怖いもの」「下らないもの」であるとして、とくにネット上のバックラッシュについてタッチしないで放置というスタンスをとってきたことなどの問題にも言及した。ローレン・コーカーさんは、「ジェンダーフリー」という言葉の中の「ジェンダー」に着目。日本のフェミニズムというコンテクストで、「ジェンダーフリー」の起源であるとされた(それは間違いだったわけだが)バーバラ・ヒューストンのほかに、いかにクリスティン・デルフィーの「ジェンダー」概念がとりいれられていったかについて論じた。それは、バトラーらの「ジェンダー」概念が広がっているアメリカでは、一般的にわかりづらい概念であるという。このローレンさんのデルフィについての発表と、私のヒューストンの論文中の「ジェンダーフリー」が日本で間違って解釈され、使われたという議論をあわせることで、日本における「ジェンダーフリー」概念の発生についての背景についてかなり説明できたのではないかと思う。
荻上チキさんは、「ジェンダーフリー論争」をめぐり、ネット上で起きたフェミニズムバッシングについて解説、分析する発表だった。自ら「ジェンダーフリーとは」のまとめサイトを作り、バッシングの流れと違うフローを作ったという経験に基づき、日本のネット文化のひとつの特徴でもある「まとめサイト」が果たす役割であるとか、こういったネット上の動きが「ポスト社会運動」といえるものになっているが、そういった動きにフェミニズムが対応できていないことなども指摘した。実は今回のパネルは、荻上さんにとっては英語発表デビューだったのだが、見事にばっちりとこなしておられた。その後、小山エミさんが、「ジェンダーフリー論争」以降の動きとして、毎日新聞のwaiwaiをめぐる騒動と、国籍法改正をめぐる騒動の2つのネット上での動きをとりあげ、その動きの背景にあるセクシズムと排外主義について言及。それらの動きは実際の社会運動、政治的な動きにもつながってくるものだと指摘した。荻上さんと小山さんの発表は、両方ともネットにおける「運動」が実際の政治や社会に大きなインパクトを与えうる動きである(そして実際に与えている)ことの重要性を指摘したものだったと思う。
斉藤さんの発表は、いくつかの県や市などで導入されているという「男女共同参画推進員制度」について、とくに富山のケースに焦点をあてて分析しつつ、「男女共同参画」の地方における実践が、料理教室、寸劇、カルタなど、いかに実効性がない、ある意味無意味なものになってしまっているかについて議論したものだった。「ジェンダーフリー」という言葉を使い推進された「市民の意識啓発」は、「ジェンダーフリー」という言葉が行政の場であまり使われなくなった現在でも実質上続いており、それがむしろ「男女共同参画」の実現にマイナスに影響しているのでは、という指摘だった。そして、「ワークライフバランス」など、国の男女共同参画政策に実際に関わり、詳しいディスカッサントの山口一男さんが、現在の日本の「男女共同参画」政策の問題を指摘、とくに、地方での動きがいかに実際の平等の達成というゴールから無関係なものになっているか、と指摘した。斉藤さんの発表と山口一男さんのコメントで、日本の男女共同参画政策の問題点がかなり浮き彫りになったと思う。
そして、このパネルおよび議論の中で、小山エミさんも発表の中で指摘していたのだが、リベラル側のネットの積極活用が目立つアメリカに対し、保守側のネット活用が目立つ日本、という対比がどこからくるのか、という新たな論点がでてきた。この論点に関連し、当研究会でもより一層研究をすすめていこうと考えている。
パネル自体も成果が大きかったが、自分たちのパネル以外でも、ほかのパネルへの出席や、学会で出会った研究者の方々との会話、議論などを通して、新たな視点を得られたことも大きい。
パネル準備期間、シカゴでの滞在中ともに、パネルの皆さんと議論を積み重ねる機会をもてたことがなんといってもよかった。このパネル実施を可能にしてくださった、サントリー文化財団の助成プログラムに心から感謝したい。